
昨日と同じく曇り時々雨。気温低め
悩みの正体
ついでに昨日の話題の続きを考えると、
同じく加藤先生の別の本に書かれてあった事を思い出し
改めてパラパラページをめくってその箇所を見つけました。
理想像
若い女性に理想の男性像を聞くと
必ず返って来る答えは「やさしい人」です。
男性にとっての理想の男性像と、女性にとってのそれとは
かなりの乖離が見られます。
軟弱イメージ
なぜなら強い男の中の男を目指す若者にとって、
やさしい男とはまさに反逆を意味するほど、
軟弱で弱々しいイメージになるからです。
しかし女性がそれを求めるなら、モテる為に
軟弱に弱々しくなろうと努力する男もいます。
底なき馬鹿です。
一つの結論
さて、やさしさについての加藤先生の見解は以下に引用する如くです。
ちなみに昨日の女性はNY在住、コロンビア大学院の学生で、
昨今のコロナ問題で学業やビザとの問題に悩まされているようです。
本物のやさしい人を見つけて欲しいと思いますが、
その前に自分も変わらねばならない点はあろうかと思います。
やさしい人とはどういう人であろうか。
それは、頑張ってストレスで心理的にパニックになっているあなたを受け入れてくれる人である。
ストレスに苦しんでいるあなたは無理をして生きてきた。だからあなたの中には憎しみが蓄積されている。
やさしい人はその憎しみを認めてくれる人である。
「人を憎んではいけないわ」などと立派なことを言う人は決してやさしい人ではない。あなたが無理をして生きてきて憎しみを心の底に蓄積していないとすれば、あなたは人間ではない。
無理をして生きてきたあなたに、「人を憎んではいけない」というような立派なことを言う人はやさしい人ではなく、たいていその人自身がノイローゼである。
その心の底に堆積した憎しみを、表現することが「癒し」である。
その憎しみの表現を受け入れてくれる人がやさしい人である。
加藤諦三著 悩みの正体