
美女と野獣
午後2時頃から晴れる予報ですが、
2時半過ぎても晴れる気配がなく、
寒い風に吹かれながら散髪へと向かいました。
歩いて行ける距離にあるのは感謝なことです。
散髪の最中に、最近音楽は聴いていますか、
と問えばショパンのピアノ曲をとの返事。
以前聞いた私の助言に忠実に従ったそうですが、
こちらとしては何のアドバイスをした覚えもなく、
しかし多少なりとも責任を感じて
ショパンが分かるのは感性が高いからですね、
と、お世辞半分、正直半分で言えば
お陰でクラッシックとジャズの世界を知ることが出来たと。
というか私はほぼこの2分野しか聴かないので、
ただ亭主をこちらの世界に引きずり込む算段があるわけでもなく、
もしショパンとジャズ以外を聴かずに一生終えてもらっては
音楽アドバイザーと見られている者として肩身が狭くもあり、
オペラなどはどうですか、とついつい再アドバイス気味になってしまい、
エ、それは何ですか、何かお勧めは?と速攻で返って来たので
「オペラ座の怪人」と言おうとして
「美女と野獣」って言ってしまいました。
半分居眠りしていた証拠かも知れませんが、
今になって間違いに気付くも既に遅し。
今年最後の散髪で来年も宜しくと挨拶も済ませ、
のこのこと、さっきは間違いでした、と訂正に行くのも気が引けます。
来年ご亭主が何を聴いているのか、おそるおそる期待しましょう。