
UMAMI
お日様が顔を出し続けて
ありがたく感謝な一日です。
しかし午後は湿度が40℃を下回るので火元には注意が必要です。
子供の頃なので、
60年前の話になりますが、
この時期お歳暮には
味の素、というCMがあった気もするのですが、
単なる幻影だったかと思われるほど、
もはや食卓に載らなくなって久しいのですが、
化学調味料の親玉みたいに思っていたところ、
いや実は体に良いんだと聞いて
思ってもいなかった情報に目から鱗でした。
誤解の元を手繰れば、50年前によく見られた
中華料理症候群にあったようですが、
それはグルタミン酸が原因と言われ
その影響が味の素にも波及したわけです。
しかしそこで試験が行われた結果
どんなに大量に投与しても症状は再現出来ず
逆に安全性が極めて高いと証明されたのですが、
メディアが一切報道しなかった為に
体に悪いという誤解が定着してしまったようです。
グルタミン酸は胃腸で消費され、
血液中には入らないそうで、血中濃度も上がりません。
原料はさとうきびで、それを発酵させた発酵食品です。
ようするに昆布や鰹節からとった出汁と同じ
グルタミン酸という成分で、
これには消化管の粘膜保護作用が認められています。
胃潰瘍などを含め胃腸を修復する作用も明らかになっており、
更に胃腸の粘膜バリア機能を高めて
腸内細菌が粘膜を通って血液に入るのも抑制してくれます。
つまり味付けにもなり、整腸にもなる
一石二鳥の優れもので、このUMAMIを発見したのは
池田菊苗博士という日本人だそうです。