では新約聖書に於いて乳香没薬はどこに現れているでしょうか。それは有名なキリスト誕生の時です。東から博士たちがキリストを訪ねて来てそれらの捧げものをしたと記録されています。
「幼児のその母マリヤと偕に在すを見、平伏して拝し、かつ宝の匣をあけて、黄金・乳香・没薬など礼物を献げたり」マタイ2:11
没薬はミルラとも言われ一説ではミイラの語源となっています。鎮痛や止血の薬として用いられた他に遺体の防腐処理にも用いられました。
当時は金と同等の価値があったと言われています。
黄金は王としてのキリストに、乳香は神としてのキリストに、そして没薬(ミルラ)は十字架に於いて人類の罪を背負って死んで下さったキリストに対して捧げられたと考えられます。
博士たちはマリアの手に抱かれているキリストの運命を聖書の予言によってすでに知っていたのでした。