十字架にかかる前夜キリストは苦しみのあまり血の汗を流して、どうか私の酒杯を取り去って下さいと祈られました。
「アバ父よ、父には能はぬ事なし、此の酒杯を我より取り去り給へ。されど我が意のままを成さんとにあらず、御意のままを成し給へ」
悩みと苦しみの中で葛藤しながら自らの責任と使命を果たして行く。悩みながら決断していく事がまた愛である事もここで示されています。
キリストがこの祈りをなさった場所はゲッセマネの園と言われる所です。ですからこの祈りは「ゲッセマネの祈り」として知られています。
こららの事を踏まえながら再度雅歌の第五章一節を読んでみましょう。
「わが妹わがはなよめよ 我はわが園にいり わが没薬と薫物とを採り わが蜜房と蜜とを食ひ わが酒とわが乳とを飲り」