
寿司屋の決まりごと
今日も暑かったです。一時雨がパラパラと降って来ましたが、
夕方4時頃でも26℃近くあり、半袖でも暑いくらいでした。
今は夜ですが、今日の最低気温でさえも18℃です。
隣の熊本に行けば山の奥が美しく紅葉しているそうですが、
鹿児島では身近で紅葉を楽しめるところは少なく
その代わり冬でも寒くならない南国の良さを味わえます。
初めて回転寿司に行ったのは何時だったか覚えていませんが、
25歳過ぎていたのは確かでその頃まで存在していなかったわけです。
なのでそれまでは寿司屋のカウンターで食べていました。
どういうわけか食べる順序も大体決まっていて、
イカかタコで始まり、コハダなどのヒカリものになり
鉄火巻などの巻物になり、その辺で刺身などを造って貰う場合もあり、
若い時の話なので、今はそんなに食べませんし、寿司屋で刺し身の話も聞きません。
しかしなぜか当時は職人さんに言えば「ヘイ、」の二言返事で
今日仕入れた魚を刺し身にして出してくれました。
マグロは良いにしてもトロはあまり注文してはならないとの認識があり、
それはマグロのトロは店側の儲けが少ないので、
無闇矢鱈に注文してはならないとどこかで聞かされていたせいでしょう。
店に入る時も初めての店ではカウンターに座らず
テーブルに座ってその後何度か通い、店と馴染みになったあたりで
こちらへどうぞ、と言われてカウンターへ上げて貰う。
シャリ、むらさき、出花にあがり、おあいそ等々
寿司屋の用語があって、時々お客で使っている人もいますが、
客がそんな言葉を使うのは野暮で、ごはん、醤油、お茶、お勘定と言うべしと教わりました。
回転文化と対面文化
そういった店特有の決まりごとも含めて
日常とは違った異次元空間を楽しんだ時代だった気もしましたが、
回転寿司の登場で昔ながらの寿司屋は少なくなったものの
やはり今でも存続していてこの近くにある三徳寿司も
もう三十年以上続いています。
回転寿司も昔ながらのカウンター式寿司屋も
それぞれ別々の空間というか文化に感じます。
ただ昔ながらの店が少なくなりつつあると、
客と店主の暗黙の決まりごとも失われつつあるわけで
しかしそれこそが世界に誇れる日本文化というと大袈裟かも知れませんが
たとえば外国人に教えてあげれば、カウンターに座って
寿司を食べる行為の奥の深さも楽しめる気がします。
つらつらと気が付かないうちに長くなってしまいましたが、
言いたかったのは実にシンプルで、昨日回転寿司でランチをとった時に
安納芋のモンブランとコーヒーが絶妙に美味かった、ということです。
ついでに言えば、そのコーヒーに関しては
店員さんがテーブルまで持ってきてくれて
そこで初めて人と会ったので言葉を交わしました。