Cipresso of our church members

出処を隠されると真実が隠されるという真実

ジョン・ウィクリフによって初めて英訳された聖書

朝は寒さで起きづらく感じる様になって来ましたが、
明るい日差しが家の中まで差し込んでくるので
ありがたく感じます。

今日から師走、はや今年も残り一ヶ月となってしまいました。
一年の四分の三を自宅で過ごす事になろうとは
昨年の今頃は考えも及びませんでしたが、それは世界中で皆さん同じはずです。

ついでにパソコンの需要は増えて
自宅にいても仕事や学校と繋がっていられるのは
パソコン、タブレット、スマホ等のデバイスとインターネット普及のおかげです。

逆に衰退傾向にあるのがテレビなどと繋がる民放などで
CMなしとは言えNHKも今や報道レベルは民放並です。
背に腹は代えられないのか、視聴率や広告収入に依存するのはマスメディアであって、真実を発信するのはむしろ個人の時代になってしまいました。

しかしこんな事は今に始まった話でもなく、
キリスト教世界に於いては昔から言論統制がなされていたわけで
それが反動となって自由を獲得する闘いへと市民を立ち上がらせたのが欧米諸国の革命だったのかも知れません。

いずれにせよ、自国の言語で聖書が読めなかったのが
自由を拘束されているそもそもの原因であると気付いたのでした。
つまり教会の神父が主張する意見に反論出来る根拠がなかったからです。

ヨーロッパ中世の教会にあったのはラテン語聖書で
それは一般庶民が知らない言語で書かれていました。英語でさえ読み書き出来る人々の少なかった時代です。
教会が言う事がいつも正しいとされて来たのは、その言葉に対抗出来る言葉を庶民が持っていなかったからです。

庶民ならまだしも、イングランド国王でさえ英語の聖書を持たず、ローマカトリックの絶対的権力に対抗出来ませんでした。
そこでジョン・ウィクリフは初めて聖書を英語に翻訳しました。1384年完成のウィクリフ聖書です。
別の言い方をすれば、それまで英語圏の人々は聖書を読むことが出来なかったのでした。

ドナルド・トランプ大統領が奪い返すべきもの

それから約500年後、ウィクリフ聖書序文に書かれてあった言葉を
合衆国大統領、アブラハム・リンカーンはペンシルヴェニア州ゲティスバーグにおける國有墓地でのスピーチで引用しました。
世に言う、ゲティスバーグ演説で、その言葉はあまりに有名になりたちまち世界に広がりました。

ただどういうわけか、そんな言葉はウィクリフ聖書のどこにもなかったという事になってしまっています。
しかしリンカーンがその言葉を知っていたのは事実で、スピーチ原稿に関しても種々の説はありますが、9歳で母親をなくした時も、亡くなる前に母の残した言葉は
「聖書をよく読み、聖書の言葉通りに、神を愛し、隣人を愛する人になりなさい」でした。

合衆国大統領就任式に聖書を持って現れた彼は次の様に言っています。
「この古い聖書は、母から私に受け継がれた聖書です。私はこの聖書によって大統領になり、この場所に立つことができました。私は聖書のことばによってこの国を治めることを約束します」

この古い聖書がどれくらい昔のものであったかは分かりませんが、
ウィクリフ聖書、もしくはその流れであった可能性は否めません。
しかし言葉の出処を消そうとする勢力もあるわけで、真実を伝えるのがメディアなら真実を隠すのもメディアです。

その後、連合軍最高司令官マッカーサーは戦後の日本国憲法草案前文にこの言葉を引用しました。
そしてその和訳は日本国憲法前文となって今日に至ります。
こうして聖書は知らない所で今日私達の自由なる礎を築いていることになります。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する

日本国憲法前文

‥これらの戦死者の死を決して無駄にしないために、
この国に神の下で自由の新しい誕生を迎えさせるために、そして、
人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、
われわれがここで固く決意することである。

ゲティスバーグ演説最後




By Shinichi Uema
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