
一寸の虫にも五分のたましい
気温20℃というのはこの時期、高すぎる気がするのですが、
車の中に陽射しが入り込んで暑く、窓を開けないと走れませんでした。
NZの夏がこっちに移動して来たみたいでした。
それでもこの季節は湿度が低く蒸さないので、
やはり過ごし易い時です。夏が来るまではまだ十分あります。
しばらくすると又寒くなるようですが、寒暖差はいぜんとして大きい冬です。
最近渡り鳥らしき群れを低い空によく見かけるのですが、
北から飛んで来ているので、越冬なのかと思います。
V字型に整列して飛んでいるので渡り鳥には間違いないでしょう。
しかしよくあんな小さな体で、気の遠くなるような距離を移動するものです。
地上気温が20℃だと、あまりに暑くて渡り鳥もびっくりかも知れません。
関東あたりで留まっても十分だと思うのですが、彼らはただ本能に従って飛ぶのでしょう。
温泉にはいい季節ですが、20年も前のこと、霧島で湯船に浸かっていると、
目前の川面を何かが移動して行きました。
よく見るとクモが糸の末端にぶら下がって、川の上を流れる空気に沿って移動しています。それを見て一寸の虫にも五分の魂は本当だと思いました。