
博覧会の目白押し時代
午前中にブログするのは久しぶりという気がしますが、
お天気が続いているので、家でブログ書きするのが勿体ないのもあり、
昨日も礼拝後、お祈りを頼まれた家まで自転車で出掛けました。
この時期夕方まで自転車に乗れる日は少ないはずですが、
五時過ぎでも空は快晴で空気も温く、
六時過ぎになってやっとライトダウンを羽織る程度。
これで今年は寒くなるのだろうか、などと思っても
まだ冬はこれからなので分かりませんが、
こう気温が高いままだとやはり違和感を覚えるので、いっそここは沖縄だと思えばいいのかも知れません。
十代の頃は茨城にいましたから、関東はすでに寒さが増して来る時期で
ある日、学校の文化祭か何かの行事を抜け出して沖縄へ飛んだ時がありました。
その日ムーンビーチで泳いでいた記憶があるので、気温差は歴然です。
沖縄海洋博という年もありましたが、列に並んだ記憶しか残っていません。
考えて見れば、大阪万博に始まり、沖縄海洋博、筑波博、駿府博など
当時は博覧会づくめだったのですが、今はさっぱり忘れ去られた感があります。
それと相まってか空前のカメラブームで、
とはいえ当時小学生の身分で一眼レフは手に入らず、
何かの景品でもらったカメラを持って太陽の塔を写した記憶もありますが、フイルムも35mmよりはるかに小さなものだったので、今では笑い話です。
ニコン、キャノン、ミノルタ、ヤシカ、ぺンタックス、オリンパス‥
カメラ一つとってもすべて世界に誇れる製品を日本が作っていた頃、
世界万国博覧会という名実共にものづくりで世界に発信していた元気な頃でした。
観光立国は全く日本に合わない政策
コロナで入院している七割が外国人と聞きます。
日本国内の話ですが、外国人といってもほとんど中国の方です。
その理由は政府の説明がないので、明らかではありません。
いずれにせよ、小泉内閣のあたりから観光立国なるキャッチフレーズが掲げられましたが、
それで海外から観光客が増えたものの、
万博の一つも出来る元気が無いという意味で貧しい国になってしまった気がします。
無理もないわけで、世界を見渡せば観光立国は後進国だけで
勝手に来るなら来いというのが先進国のあり方なわけで
たぶん彼らからは、おもてなしなど馬鹿げていると一蹴されます。
今やフランスに観光に行く人はいませんが、
夏休みに行ったとしてもカフェで給仕するのは移民で働く外国人で
フランス人はバカンスで外に出ています。
東京オリンピックもその先の大阪万博もどうなるか分かりませんが、
とりあえず両方を経験した者としては
当時何とも夢のある時代の空気は今とは全く違ったものです。
日本はものづくり大国なのですから、
観光などとしみったれた収入をあてにする事無く
堂々とものづくりの正攻法で勝負すべきだと思っている人々がほとんどのはずで、
たとえチープな製品でさえも、
物を作って売ったから中国が富を持ち
強くなったのは誰が見ても明らかです。
そのものづくり技術は町工場などの中小企業にアナログ原点があるのは明白で、
もっと資金面から国はそれを支えその知恵や技術の後継者育成政策をすべきで、
観光大国、金融大国に成り下がっては滅びてしまいます。
なのでトランプ大統領と同じく偉大なる産業立国日本を再び望むのですが、
是非まだ生きているうちにそれが実現して、
ムーンビーチならずとも一人伸び伸びと泳ぎ回れる日が来て欲しいです。