
ローマ皇帝の勅令
寒暖の差が大きい一日となっていますが、
太陽が出ている時は暖かいです。
クリスマスも無事終えて感謝しています。
日曜日のBSSも今年最後となり
皆様からのコメントを
読ませて戴こうかなと思っていますので、
今まで学んだことについて
分かりづらかったところなど、
ご質問やご感想などを送って戴ければ感謝です。
教会のクリスマス聖会は
音声だけの収録でしたので、
このブログの安息日アーカイブに置いてあります。
キリストが生まれる何百年も前から
旧約聖書にはキリスト予言が記されて来ました。
その中には処女降誕という予言があり、
もう一方ではダビデ王位を継ぐ末裔とあります。
しかし、この2つは一見すると実現不可能に思えます。
なぜならキリストを身籠ったマリアは
ダビデ王とバテシバとの間に生まれたナタンの子孫であり、
王の血統は同じく両者の間に生まれた兄ソロモンの子孫であるべきだからです。
つまりマリアもダビデ王の子孫ではあるのですが、正統ではなく、准血統です。
つまりマリアがそのままキリストを産んでも
処女降誕の予言は成就しますが、
ダビデ王位を継承すべき直系というキリスト予言は実現しないことになります。
ところがローマ皇帝の人口調査によって
二人はなかば強制的に入籍させられ、
その晩キリストは誕生しました。
しかし、この入籍によって、
キリストはダビデ王の直系の子とされたのです。
なぜなら夫ヨセフこそはソロモン以降の正統な王位継承者の血筋の人だからです。
結婚前の婚約中に懐妊し、
出産の直前に入籍したギリギリのタイミングで
この2つのキリスト予言は成就しました。
更にもう一つの予言であるキリスト誕生の地ですが、
ベツレヘムであるとはっきり記されています。
そこから150キロも離れたナザレに住む二人が
ベツレヘムにわざわざ出て来て出産することになったのも
ローマ皇帝の勅令が原因でした。
かくしてベツレヘム誕生という3つ目の予言も成就したのでした。