Cipresso of our church members

Piano

P
まだこれから

晴れ、青空に入道雲。朝の空気はひんやりと涼しいです。
まだこれから雨天の日があって、梅雨明けとなる予定だそうです。
梅雨が明けると今度は35℃あたりに気温が上昇しますので、
これもまた身に堪えます。

推薦曲

NZやAUは南半球なのでこれから冬に向かいます。
日本と違って冬は雨が多くどんよりとした日も多いので、
気が滅入ってしまいやすいかも知れません。
そんな時お勧めの曲は何かと聞かれ、
改めて考えるとビル・エバンスのピアノに至りました。

自己との対話

JAZZになりますが、中でもお勧めの一枚は
conversations with myself
Verveレーベルからです。

一枚のCD

家から歩いて直ぐの所に古本屋があって、
そこでCD版は100円くらいだったと思います。
20年以上前の話で今はその店もありません。
以来人に薦めた事もありませんでした。
最初聴いた時は全く面白くない曲だと思ったからです。

自己との対話

確かに題名からして「自己との対話」ですから。
ところが今はこの曲の価値が見えてきて
静かにバックグランドで鳴っていると
特に小説を読む時などにピッタリと来ます。
要するに身構えて聴く曲ではなかったわけで、
演奏のジレンマが、聴衆がいるのに
決して聴かせようと演奏してはならない
点にあるのがよく分かるのですが、
何にでもそれは言えることかも知れません。

彼はピアノを引きながら黙想しているわけで、
それは他者にくつろぎをあたえてくれます。
それは彼もやすらぎを得ているからでしょう。

常識ばかり

バランスの話を思い出しますが、
世の中には常識ばかりを信じていても
奇蹟を信じられない人がいます。
これもバランスが崩れています。

祈りの中で

しかし奇蹟を信じる人は
常識も信じています。
たとえ奇蹟の只中に居ても理性はまともに機能しています。
たとえば祈っている最中です。

普通とは

普通になろうと一人で一生懸命に努力している人がいます。
しかしそれは不可能だという気がします。
みんなどっかが少しづつおかしい、それが現実です。
もし人からおかしいと言われても、しかしそれが普通なのです。

放置せずに

ただそれを放置しろとは言いません。
その為にバランスを取る必要があるのですが、
自分一人でやろうとするから上手くいきません。
すでにおかしい人が自分だけでバランスを取れるはずがありません。

自然界

自分だけの乏しい資源だけで賄おうとせず、
自然界のあらゆるものが自分のバランスをとってくれる為にあります。

他者や物や自然界など自分とは対岸にある
外界との繋がりを通じてバランスが取れます。
自分のおかしさを受け入れ認めさえすれば、
自分にとって必要な人も物もあるいは趣味も見えて来ます。
故に自分のバランスが保たれるのです。

ピアノ

エバンスの曲を理解出来なかったのは
そのタイトルに問題があったのかも知れません。
自己との対話ではなくて、
conversations with piano「ピアノとの対話」
にすべきだったのです。

Stella by Starlight / Bill Evans


By Shinichi Uema
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